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無駄で成り立つ現代社会

広報部  データくん   

エネルギー変換効率というものがある

投入したエネルギーに対し回収できるエネルギーの比率のことです

発電を例にとってみると

火力発電なら石炭や石油、天然ガスなどを燃やして電気を作ります

しかし燃料を燃やす上で熱としてエネルギーは逃げていきますし

いろいろな機械を動かすのでそこでもロスは発生します

ですので100%の効率で電気に変換することはできません

だいたい40%~43%しか電気としてエネルギーを回収できないようです

その他も見ていくと

発動機なら

ガソリンエンジンが20~30%

ディーゼルエンジンが50%以下

照明の場合

白熱電球が3~5%、蛍光灯が28%

注目されているLEDですら5~25%しかない

大抵が熱として無駄に消えていくのです

いかにこの効率を100%に近づけていけるかが

大量にエネルギーを消費する現代社会最大の問題ではなかろうか

 

そんな中注目したいのが有機エレクトロルミネッセンス

いわゆる有機ELです

これは発光層を有機化合物によるLEDで形成しています

実用化されているもので言えば有機ELディスプレイなど耳にすることがありますね

この有機EL何がすごいかというと電気から光への変換効率が100%に近く

ほとんどエネルギーロスがない

形状も薄いシート状で柔軟に曲げることも可能であり

LEDの様な点発光ではなくシート全体を面発光させるので

照明としてこれほどすぐれたものはないでしょう

コニカミノルタのホームページに有機EL照明の利用が出ていました

http://www.konicaminolta.jp/about/research/oled/index.html

天井に照明を取り付けるのではなく天井自体が照明になったり

これからの照明の概念が変わるかもしれませんね

 

外構工事でも門灯がなくなって門柱自体が光るなんていうことが

近い将来現実になるかもしれません

 

最後に限りある資源と“無駄”によって作られている大切なエネルギーを

“無駄なく”使いましょうねm(_ _)m

「地球が持たん時が来ているのだ」と覆面の男も言っていたし