西宮市 街を見下ろすナチュラルガーデン
2013年7月22日
今日は。随分と久しぶりとなってしまいましたが、設計担当の中嶋です。
工事部にも中島がおりまして、本人達も普段より非常にややこしく思っておりますが、
見分けるポイントとしては設計が「中嶋」、工事が「中島」と漢字が違います。
読み方は両者とも「なかしま」ですので、ご用命の際は「設計の~工事の~」と一言付け加えて頂けましたら社員一同非常に助かります。
以上、知っていても大して役に立たない豆知識でありました。
さて、本日は弊社WEBページをご覧頂いて施工をさせて頂きました、
西宮市のO様邸をご紹介させて頂きたいと思います。
まず施工前の様子です。
駐車場も土のままで、土留も簡単なものなので、少し味気ないですね。
奥をご覧頂ければお分かり頂けるかと思いますが、かなりの高地で眺望が素晴らしいんです。
こんな素晴らしい立地に似合うよう、とても落ち着いた、自然なイメージのお庭を作らせて頂きたいと思います。
まず、お家の脇にある水道です。
少し使いにくい位置にありますし、高低差もかなりありますので危険ですね。
こちらにも少し手を加えさせて頂きました。
植栽の仕上げ途中で片付けがちゃんと出来ておらず申し訳ありませんが、
急すぎるスロープを利用して、下の段へと降りる階段を作らせて頂きました。
立水栓も移動して壁と一体とし、
お庭部分に散水栓がありませんでしたので、お水やりも楽なようにホース専用の蛇口も設けさせて頂いております。
次に、ちょっと寂しい玄関ポーチですが・・・。
アンティークレンガでステップを作り、駐車スペースにも配慮しながら立派なシンボルツリーを植えさせて頂きました。
この辺で今回のお庭の全貌をご覧頂きたいと思うのですが・・。
このように、お庭一面にアンティークレンガを敷き詰めたお庭となっております。
土のままの寂しい状態から、アンティークレンガの温かみのある雰囲気に様変わりしています。
もちろん見た目だけではありません。
雨水の排水も考えて、絶妙な勾配をつけさせて頂いています。
しかも、このお庭はこれで完成ではありません。
よくご覧頂きますと、目地にセダムを植えているのがお分かりになると思います。
今はまだ植えたばかりで目立ちませんが、しばらく経つと目地の土の部分が全て緑に変わって行きます。
私も今からとてもたのしみにさせて頂いております。
(またお邪魔させて頂きますね!)
あと、忘れてはいけないのが先ほどからチラチラと写っておりますお隣との堺の土留部分です。
以前はブロックが積んであるだけの味気ないものでしたが・・。
ただ土をとめるだけでは面白くありませんので、サビ色の雑石を積み上げて、坂林お得意のロックガーデン風に仕上げさせて頂きました!
お隣には根が強い雑草が茂っていましたので、防根シートでしっかり下地をガードさせて頂き、その上で石を積ませて頂いております。
これをしっかりしていないと、きっと数年後には雑草で荒れ放題になってしまう事でしょう。
コストの面から省いてしまいたいお気持ちも分かりますが、ベースはとても大切です。
もう少し植物が育って来ましたら、より見応えのあるものになると思います。
素朴な岩の間から、かわいい植物が顔を出す様子はとても素敵ですよ。
コンクリートで固めてしまうだけが駐車場では無いと思います。
時間と共に変化する様子を楽しむのもまた良いのでは無いでしょうか。
私個人としても、今回のお仕事をさせて頂いて本当に良かったと思います。
お庭づくりはこれからがスタートですので、ぜひご一緒に素敵なお庭を作らせて頂ければと思います。