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ディーズガーデン (傳來工房)さんに行ってきました

広報部  フィーリングガーデン   

先日、ディーズガーデン (株式会社傳來工房)さん主催の、カンナマイスター研修会及び工場・環境整備見学会に参加させていただきました。
まず、ディーズさんの会社の少し手前の角を曲がった途端、社員のみなさんが会社玄関先に待機して出迎えてくださる姿が目に入り、少々緊張しながら車を降りました。会場に入ってから一日のスケジュールを終えて車に乗り込む瞬間まで、ディーズさんの社風の素晴らしさに何度も驚きと感動、感心、関心の連続。見学中はどうやってこれだけのことを成し遂げられたのか、興味津々の見学者からの質問が相次ぎ、時間が足りないくらいの工程でした。

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適材適所。

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一目瞭然。

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定位置。

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納入業者さんが在庫をチェックして自動的に品物を補給してくださるそうです。

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皆さん作業の手を止めて気持よく挨拶して下さいました。

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噂の引き出し。

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ひと目で在庫を把握できる文房具置き場。
使う人のコスト意識を高めるために価格が表示されているそうです。

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ファイルを抜いても他のファイルが倒れない工夫。

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収納の順序を間違えていると一目で分かります。

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電話のコードの隠れた部分も綺麗に掃除。
見えないところこそ美しく…が基本。

 

まず机の中から始まった整理整頓が今は車の中の清掃にまで及び、気がつけば車両の不具合、事故や違反が減り、燃費も伸びてきたとのこと、環境整備は経費削減にまでつながっていくという事を話して下さいました。
ピカピカのトイレ、スッキリ整頓された事務所、工場のいたるところに社員の皆さんの工夫が凝らされていて、その豊富なアイデアの数々に見学者の中から何度も感嘆の声が上がっていました。

そして何より素晴らしいと感じたのがトイレ掃除について話して下さった新入社員の方を始め、ご自分たちの取り組みについて説明してくださる一人ひとりの社員さんのイキイキとした表情です。 工具類の収納を工夫して、まるでコックピットのような作業効率のよい空間を創りだされた現場の方は「いろんな工夫を考えるのが楽しいです!」と笑顔で話して下さいました。

そんな傳來工房さんも10年前は鋳物工場という性質上、砂で汚れた昔ながらの場内の床には、不良品が無造作に置かれ、一般的に3Kと呼ばれる環境だったとのこと。 その頃は不良品の発生頻度が高く、怪我の発生頻度も高かったそうですが、その状態から環境整備の取り組みを始められてから今日までの間に少しずつ改善を重ねられ、全国から見学者が訪れるような素晴らしい工場へと変身を遂げられたのだそうです。

お昼に頂いた美味しいお弁当は見た目にも華やかで美しく、参加者全員に手書きのメッセージカード、ひざ掛けやホッカイロまで用意して下さり、隅々まで行き届いた皆さんのホスピタリティに気持ちがほっこりあたたかくなりました。まさに「お・も・て・な・し」の心が随所に活きている会社です。

*ところで不要なものを処分される基準は何でしょうか?との質問に「6ヶ月間使用しないモノ」との回答に「えっそんなに短いの?」と一同驚きました。どこの事務所にも(家庭内にも)「いつか使うかも…いつか着るかも…」と思いながら何年もお宝のように眠っているモノ達がありますよね。そうやって「使うかどうかわからない→必要かどうかわからない→多分不要」なモノに占められているスペースを今必要なことのために有効活用したほうが良い、もし必要になったらその時入手すれば良いというお話をして下さいました。それにしてもなんと潔い…。

・もったいないから…と捨てられないモノに占領された空間が「もったいない」。
・大量のモノの中から必要な物を探しだす時間が「もったいない」。

処分することがもったいないと嘆く前に、購入する際には本当に必要かどうかよく考えて不要なものを増やさない心がけも大事ですね。

傳來工房の皆様、温かいおもてなしとご指導、本当に有難うございました。