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プラントハンター 西畠清順氏

広報部  フィーリングガーデン   

プラントハンターという仕事をご存知でしょうか?

無題

17世紀から20世紀中期にかけてヨーロッパで活躍した職業で、食料・香料・薬・繊維等に利用される有用植物や、観賞用植物の新種を求め世界中を探検・冒険する人のこと。依頼主の求めに応じて国内はもとより世界各地から、見たこともない植物を採集して届ける。それが、プラントハンターの仕事です。

明治元年から続く植物卸問屋「花宇(はなう)」(兵庫県川西市)の5代目。西畠清順さんは植物卸問屋の後継ぎとして生を受けながらも、植物には興味のない野球少年だったそうです。そんな西畠さんがこの世界に目覚めたきっかけは高校卒業後、海外放浪中に訪れたボルネオ島のキナバル山で、世界最大の食虫植物ネペンセス・ラジャを目にしたこと。その後帰国してから実家で修業を積み、今では年10回以上は海外に出て珍しい植物を調達してはイベント演出、デパートやホテル、公園、街角等さまざまな場所を飾る企画を手がけるなど、日本を代表するプラントハンターへと変貌を遂げられました。

「植物には人生を変えてしまうほどのパワーがある。俺が探してきた植物が誰かの人生を豊かにすることができたら最高の喜びです」と語る彼が世間を驚かせたイベント「『桜を見上げよう。』Sakura Project」では(2012年春、東京・ルミネ有楽町)東日本大震災の被災地復興の願いを込め、全国47都道府県の桜を一堂に集めて咲かせるという「巨大生花」を成功させました。「津波に耐えた宮城の彼岸桜、吹雪の中で掘り出した北海道の千島桜……。自ら現地で集めた20種もの桜が満開となった巨大生け花は、「元気をもらった」と人々の感動を呼んだ。」 (朝日新聞より)
「植物のおもしろさ、可能性をもっと伝えたい。ひとの心に植物を植えたいんです」と語る西畠氏。
実は私自身プラントハンターと言う職業が存在することを全く知らなかったのですが、先々週、母の新聞の切り抜きの中にあった記事を目にしてすごい人がいるんだなーと驚くと同時に大きな興味を持ちました。
これを機会に、これから先西畠さんの活躍に注目して行きたいなーと思っています。