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京都見学会 その1

営業部  坂林 義教   

フィーリングガーデンの坂林です。

昨日、京都の見学会に行ってきました。

京都のお庭を見たり紅葉を楽しんだり、京都料理を食べれたりと、とても充実した

一日でした。やっぱり仕事柄、四季を楽しんだり、色々なものを見て勉強することは

とても大事だなぁ~とつくづく思います。

それに京都は、近くで日帰りで行けれて、とても素晴らしいものがたくさんありますので

少なくとも年に1回はみんなで行きたいと強く思いました。

せっかくなので、少し見学したところをピックアップしてみます。

最初に行ったのは天竜寺。

大変混雑していましたが、やっぱり天竜寺、とても素晴らしかったです。

先ずは紅葉です。

紅葉もきれいですが、京都のお庭は借景(周辺の山や景観をお庭に取り込むこと)

の取り込み方が、どこもとても上手だと思います。

上の写真も嵐山を見事に借景として取り込んで、嵐山までがお庭の一部となっており

とても広く感じれるお庭になっていますね。

また、お庭の中に川の流れ(遣水という手法なのですが)をうまく取り入れて

昔はその流れに和歌や俳句をのせて、情緒を楽しんだようです。

季節を楽しんだり、光や風を感じたりとその心は、今も日本人の心には

脈々と流れているものがあるように思います。

その流れはこちら

曲線をもちいて、すごく情緒がありますね。

また、この天竜寺は、夢想国師が作庭したといわれておりまして、

夢想国師というのは、じつはお坊さんなのですね。それも高僧です。

じつは、私たちの業界のルーツはそこにあったりするのですね。

修行をして、悟りを得たものをお庭として表現していく、本当はお庭の世界というのは

悟りの世界をお庭を通して表現していたのかもしれません。

それがルーツだとすると、私たちは技術や知識を日々習得するのはもちろん

日々の仕事や生活の中に取り組んで、自らのあり方生き方というものを

しっかりと深めていかないといけないのだと思います。

そうすることで、より良いものを作っていけるのではないかと思います。

滝の流れや夜白石(正面左の池に浮いた石のことです。)も景観になじんで

とても美しいと思います。

護岸の石組みやラインのとり方もとてもきれいですね。

それにこの石組み、簡単なように見えるかもしれませんが、すごいです。

私には、一石一石の据え付けに、心がほとばしり出ているといいますか

日日の取り組みができていませんと、なかなかこのような石組みはできないと思うのです。

まだありますが、今日はこのあたりで失礼いたします。

最後におまけ画像です。

弊社の田村君が、とても熱心に観察をしておりまして、私も感心だなーと…..

少しでも京都の技術を盗んでやろーといった感じで、じーーーーーーーーーーと

職人さんの作業を見ておりました。

私もほとほと感心しておりました。

それがこちら

でも…….です。

よーーーーく見てみますと

じーーーーーーーーーーーとではなく

ぼーーーーーーーーーーーとみていたみたいです。

(拡大して見ていただけますと、お分かりいただけるかと思います。)

でも、彼のこんなキャラ、とても好きです。

会社としても、このキャラは大事に育てていきたいと思ったりしています。

ねっ、田村君。。。