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京都見学会その2

営業部  坂林 義教   

フィーリングガーデンの坂林です。

京都見学会の続きです。

天竜寺を後にしまして、次は期間限定の宝厳院に行きました。

赤松は日本の伝統美の代名詞ですが、モミジとの相性もとてもよいのですね。

それがこちら

松は、、、と引かれる方もあるかもしれませんが、赤松は和風モダンな家や現代の建物でもとてもよく似合うんですよ。赤松を植える機会はとても少なくなりましたが、実は植えるととてもきれいのです。

塀に竹のバランスや自然な雰囲気もとても好きです。

石を据えるときに顎を地中に埋めてしまったりしている現場を多く見ますが、もったいないな~って思ったりするんですね。石がすわりたいように、すえてあげるのが一番ですね。そういう意味では、下の写真のすえ方好きですね。自分の枠の中で、こうして据えたらかっこいいだろーとか思って作っているうちは、なかなか良い作品はつくれないのかなぁ~と思います。

下の写真ですが、これは三尊石組みというんですが

三尊とは、お釈迦様、文殊菩薩、普賢菩薩を表していることが多くそれを景石を据えて、三尊石組みとして表現しているのですね。京都ではたくさん、こうした石組みを見ることができます。この他にも須弥山石組みのように、仏教で言われるところの須弥山を石組みで現した表現もたくさんあるのですね。因みに下の写真は天竜寺の須弥山石組みです。

前回のその1で夢想国師のことを、少しふれましたが、こうした石組みをとうしても、日本庭園の原点にふれる思いがするのです。時代は流れて、お庭のあり方も随分変わってきたと思いますが、時代は変わり、様式が変わったとしても、よき文化、その心というものはしっかりと受け継ぎたいと思うのです。

最後におまけ画像です。

みんなで、大きな石を動かそうとしているのでしょうか?

無理無理、この石10トンはあるよ。