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冬のガーデニング作業  バラの冬剪定

アフター部  フィーリングガーデン   

こんにちは、バラ修行中の宮地 です。

11月と1月に「バラのソムリエ」として有名な小山内先生の「ローズセミナー」に行ってきました。

11月はツルバラの冬剪定、1月は木立性バラの冬剪定を 実際にバラを剪定しながらのセミナー内容でした。

小山内さんのローズセミナーは今までも季節ごとに何度か受講しているのですが、軽快に次から次に話される言葉は、バラバラのジグゾーパズルのピースをいくつも受け取るような心持ちで、それぞれのピースをぴたっと組合せるのは至難の業、、、バラは本当に奥が深いです。

それでも毎回「そうだったのか~」と納得の価値あるセミナーです。

今回のセミナーで確認したバラの冬剪定で重要なポイントを、さわりだけですがご紹介します。

(1)ツルバラは12月~1月、木立性バラは1月中旬~2月中旬が適期(関西地域)

ツルバラの冬剪定は、今回写真のみのご紹介にします。

4年間大切に育てられた「ホワイトストリーム」11月でも花をつけている

ツルバラ 冬剪定前                    4年間大切に育てられた「ホワイトストリーム」  11月でも花をつけている

段階を追って説明しながら剪定をする小山内先生   庭主さんはあまりに潔い剪に、、、

ツルバラ 冬剪定中                    段階を追って説明しながら剪定をする小山内先生   庭主さんはあまりにも潔い剪定に、、複雑な思い

 

ここまで剪定し残した4本の枝をしっかりと固定 陽当りも風通しも良くなって、今まで以上に沢山の花を咲かせるはずです

ツルバラ 冬剪定後                     ここまで剪定し残した4本の枝をしっかり固定 陽当りも風通しも良くなって、今まで以上に沢山の花を咲かせるはずです

 

では、木立性バラはどこで切るか                               

(2)地上からの高さにより咲き方が違ってくる(鉢植えの場は鉢の高さと同じ位)

(3)枝の太さは、種類によって異なるが中輪種で割り箸の太さくらいまで切り戻す

(4)生きている赤い芽を1~2芽残して切り戻す。(見分けが難しい)

(5)葉っぱは本剪定の1~2週間前にはすべて取り除くのがベスト

秋咲きの花を終え剪定を待つバラ 1月でも葉っぱがしっかり付いている

木立性バラ 剪定前                    秋咲きの花を終え剪定を待つバラ            1月でも葉っぱがしっかり付いている

ポイントを説明しながらの剪定 もちろん葉っぱはすべて処分

木立性バラ 剪定途中                                   ポイントを説明しながらの枝の太さを確認して剪定 もちろん葉っぱはすべて処分 ふわりと垂らして咲かせるならばこの位置でもOK        

通常はここまで剪定します この高さまで切り戻すのも勇気が要ります

木立性バラ 剪定後                        通常はここまで剪定します                この高さまで切り戻すのも勇気が要ります

この日小山内さんは芽のつき方を確認して、最終的にここまで剪定されました しっかりとしたバラが4回は咲いてくれるはず 高さは鉢と同じ位

木立性バラ 最終剪定後                                  この日小山内さんは芽のつき方を確認して、最終的にここまで剪定されました しっかりとしたバラが4回は咲いてくれるはず                        上の写真より20センチくらい低くなって 最終高さは鉢と同じ位         (でもこれはあくまでもエキスパートの目をもっての判断ですから)

そして、

(6)冬の間はバラの株元の土を乾かすこと

(7)剪定の直後は施肥はしないで、バラの芽吹き前の3月~4月に施肥をする

ここまで読んで頂いてもなかなか分かり難いと思います。重要なポイントの判断にはそれぞれに意味があるのですが、全部書いてしまうと一冊の本になってしましますので、今日はここまで。

ご自庭のバラを元気に美しく咲かせたい方は、小山内先生の「ローズセミナー」を一度受講してみてはいかがでしょうか。季節ごとに 坂林盛樹園の地元三田方面でも開催されています。そして、あなたのバラ管理のジグゾーパズルを完成させてみてはいかがでしょうか。