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丹波市近辺のお勧めランチ・柏原町黎明館内のフランス料理店(ル・クロ丹波邸)

設計部  フィーリングガーデン   

2016年が開けてあっという間に終わった1月の最終日、柏原町にある重要文化財黎明館内のフランス料理店、ル・クロ丹波邸に行ってきました。

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元学校の校舎を利用して営まれているル・クロ丹波邸様。建物が重要文化財なので釘1本打てないそうです。

レストラン風にアレンジするのはなかなか大変でしょうね。
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1800円のランチメニューの1品目、オードブル盛り合わせ。
「お箸で食べるフランス料理」というコンセプトどおり、味付けも全体的にあっさりしていて日本食とフランス料理の中間という感じ。
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白身魚の茶わん蒸し風仕立て。和風隠し味のきいた優しい味のソースが絶品でした。
大阪で3店舗、パリに1店舗を構えておられる有名店、ル・クログループオーナーシェフである黒岩功氏が昨年春丹波市に5店舗目の出店を決められたとのこと。
大阪の友人に教えてもらったのですが、こんなおいしいフランス料理店がこんな身近なところにあったなんて驚きです。

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お料理を運んでくださる女性スタッフとの会話の流れで、私たちの結婚記念日が近い…という話がちらっと出たのですが、なんと最後にスタッフの皆さんで運んで下さったデザートのお皿にHappy anniversary…とメッセージを添えて下さっていました。写真撮影もしてくださり、口々に「おめでとうございます!!」とかけてくださるお言葉に照れくささとと嬉しさでおもわず「はずかしー!」と叫んでしまいました。
素敵な店内、とてもおいしいお料理、スタッフの方々の気持ち良い対応、そして思いがけない心のこもった演出…。満足度の高い最高の時間を過ごすことができて感謝しています。

聞くところによると、ル・クロ丹波邸の皆さん、昨年丹波の地に出店が決まって、スタッフ全員が大阪から丹波市に引っ越してこられたそうです。
中には職場結婚をされたカップルもそのまま務め続けられるように…と交代でベビーシッターをしながら赤ちゃん連れで働いておられるとのこと。チームワークの良さがそのまま 店の雰囲気やお料理ににじみ出ているお店でした。

ところでこんなに来店客に感動を与えられるお店っていったいどんな方が経営されているんだろう…と興味を持ち、帰宅してからネットで調べてみました。
このル・クログループオーナーの「黒岩功氏」ですが、料理人としての活躍にとどまらず、人材育成や食育、スイーツ作りをとおして障害をお持ちの方々の雇用の場を広げる活動など、様々な分野で活動しておられるそうです。
黒岩氏は自ら執筆された本の中で 「コンプレックスは力になる」ということをおっしゃっています。

「コンプレックスは力になる。
コンプレックスに苦しみ、まだ自分のポテンシャルを開花させていない、劣等感を持った人間には、成長の余地が無限に残されているからです。
つまり、コンプレックスは成長する上での最大のエネルギーになるということ。
もしそのエネルギーに火をつけることができたら、人はどこまでも伸びていくことができるのです。
僕自身、 コンプレックスを持ち、 「こんな自分を変えたい!」 と思うことがなかったら英語もフランス語もドイツ語もできないのに日本を飛び出してヨーロッパで修業すること もなかったと思います。
そしてもう一つは、人材の力を引き出すのは、すべて環境づくりにかかっているという こと。
上司から部下への働きかけによって、どのようなバックグラウンドを持った人材の集まりであっても、一丸となって最高のパフォーマンスを発揮できる。
つまり、人は組織によって、変わり、育っていくのです 。」

読んでいるとなんだか勇気がわいてくる文章ですね。
従業員の皆さんが生き生きと働かれている職場に流れる気持ちの良い空気を肌で感じ、すっかりル・クロさんのファンになってしまった私です。