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スペイン・バルセロナに行ってきました!!

広報部  フィーリングガーデン   

突然ですが、この夏ガウディの建築が見たくてスペインに行ってきました。 写真を撮りためてきましたのでこれから少しずつご紹介させて頂きます。

スペインと言えばガウディ。ガウディと言えばかの有名なサグラダファミリアがまず最初に浮かぶ方が多いと思います。というわけでまずガウディの代表作であるサグラダファミリアからご紹介しますね。 IMG_1291

まだまだ建築途中のサグラダファミリア。2026年完成予定だとか…はたして間に合うのでしょうか…。

天才的な建築家アントニオ・ガウディはスペイン、カタルーニャ出身の建築家。19世紀から20世紀にかけてのモデルニスモ期のバルセロナを中心に活動しました。

晩年、ガウディは熱心なクリスチャンとして教会の建築に力を注ぎます。この建築費を捻出するために私財を投じ、さらに自ら募金活動を行なって資金集めに奔走ながら自分自身はとても慎ましく暮らしておられたそうです。

不幸にもその最期は地下鉄にはねられ、事故死となってしまいますが、その時はホームレスと見間違えられるほどの質素な身なりに誰もその人物がガウディだとは気づかなかったそうです。

若い頃の輝かしい功績とは裏腹な晩年の慎ましい生活…。そんな、彼の生涯を思いながらバルセロナの地に立ち、サグラダファミリアを眺めていると、建物の素晴らしさとガウディのひたむきな想いが重なり、なんだか胸がきゅんとなりました。

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ガウディは自然を愛した人でも有名です。教会の中にそびえる何本もの高い柱は樹木がモチーフとなっていてその節の部分や先に広がる枝が、みごとに表現されています。

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上から見下ろすとアンモナイトのようにみえる螺旋階段。下から見上げるとこんな感じ。

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入り口に飾られた葉っぱや昆虫。カエルもいます。男性のデザインとは思えないような乙女な印象。可愛らしいです。

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サグラダファミリアのなかでも特筆すべきはこのステンドグラス。

 

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朝日の刺す方角には青を中心に、夕陽の刺す方角には赤を中心に、それぞれの時間帯の光が最もえ美しく見えるように計算されているそうです。

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ガウディは感性にまかせて思いのまま自由に設計デザインをしたのかと思っていましたが、実は人間工学に基づいて、利便性を損なわず、いかに自然と建物の融合を図るか、あらゆる視点から建築物のあり方を試行しながら緻密な計算を重ねていることがわかります。

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今もなお研究が進められている研究室。サグラダファミリアの一角にこの部屋があります。

さて次回はガウディのパトロンであったグエル氏との共同作であるグエル公園をご紹介いたします。

私たちのエクステリアの仕事にも生かせる技術や発想が満載です。

お楽しみに。