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言葉を超えてゆく絵

営業部  谷岡 弥生   

年末、東京の国立西洋美術館に行ってきました。

年表を覚えるのも、カタカナの名前を覚えるのも苦手ですし、
美術の授業を受けたのは、はるか昔の霧がかかってる10代ごろだったと思うんですが
アートが好きで時々美術館へ出かけてます。

国立西洋美術館は建築もル・コルビジュで有名ですが、ピカソやモネも常設展で飾られています。
そして、写真も撮らせてくれる太っ腹!

有名なロダンの彫刻。
地獄の門 よーく見ると、もがき苦しんでいる人々が見えます。昔、何かで知って「この人は天才だ!!」と思ったのを覚えてます。
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最初の「考える人」は、この門の上の方にいてちっちゃいです。
で、大きく作られたのがこちら。
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めっちゃ考えてる。そりゃあ、あんなところにいたら、眉間にしわもよるよね。

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そして、天を仰ぐ…。(そのように私には見えました。)

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決してディスっているわけではございません。
美しいなぁ、きれいだな、すごいなぁと感じて、その後にちょっと遊び心を持って見てみる。という流れを踏んでおりますので、ご容赦くださいませ。

今回のお目当ては「ハプスブルク展」だったのですが(マリーアントワネットが、フランスからマリアテレジアに送った有名な絵とか。)
一番わたしの関心を引いたのが【内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」】

印刷機のない時代に羊皮紙とかに書かれた聖書だと思うんですけど
(ちなみにゴールドの部分はすべて金箔を貼っているそうです。)

こんなマジメなものから
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地域や時代によっては王様の顔が「へのへのもへじ」風だったり
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魔物が出てきたり
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鳥人間やろくろ首が出てきたり
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アーティスティックだったり
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展示スペースとしては小さなものだったんですが、よく見たらすごく面白かったです。
まさに「小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」←なんてナイスなキャッチフレーズでしょう。

1月26日まで展示されているそうですので、東京へ行かれる予定のある方は、是非行ってみてください。
私みたいな、うすっぺらな、超うすっぺらな知識の人間でも、というか予備知識がなくても視点を変えれば楽しめますので。