平屋に寄り添う外構|家族の時間と自然をつなぐ庭づくり【神戸市 N015】
2026年4月16日
■はじめに|ご相談のきっかけ
今回ご相談いただいたのは、神戸市で新築をご計画されたご家族様。
ハウスメーカーは積水ハウスのシャーウッドで、軒天も木目にこだわられた建物でした。
ただ、外構については「提案内容に少し物足りなさを感じる」「費用とのバランスが・・・」といった想いがおありのようで、他の選択肢も探される中で、弊社にお声がけいただきました。
一番のご不安は、「ハウスメーカー以外に外構を頼んで大丈夫なのか」という点でした。
建築とのトラブルや不具合を心配されていましたので、その点については、10年以上にわたるハウスメーカーの協力店として経験をもとに、一つひとつ丁寧にご説明しながら進めさせていただきました。


■プライバシーと開放感を両立したいという想い
お庭と大きな掃き出し窓が道路に面しており、二方向からの視線が気になる立地でした。
「お庭で過ごす時間を楽しみたいけれど、視線は気になる」というのが、最初にお聞きしたお悩みです。
そこで今回は、単に隠すのではなく、「守りながら開く」という考え方でご提案させていただきました。
外からの視線はやわらかく遮りつつ、内側からは光や風、景色を感じられるようなバランスを大切にしています。
ご家族で過ごす時間が、自然と心地よく流れるように。そんな空間になるよう、ご一緒に方向性を整理していきました。

■周辺環境を活かした「借景」の考え方
敷地の右側には建物がなく、池や緑地が広がる恵まれた環境でした。
この景色を活かさないのはもったいないと感じ、「借景」として取り込むご提案をさせていただきました。
すべてを囲ってしまうのではなく、見せたい方向には視線が抜けるように考えながら、外とのつながりを感じられるよう意識しています。
日々の暮らしの中で、自然の変化を楽しんでいただけるような空間を目指しました。
「ここに住む意味」をより感じていただけるような、そんなお庭になればという想いでご提案しています。


■高低差1.5mの敷地との向き合い方
今回の敷地は、平屋でありながら約1.5mの高低差がありました。
最初はご不安もあった部分ですが、この高低差を活かすことで、より魅力的な空間になると考えました。
段差を利用することで、外からの視線を自然にやわらげながら、内側には広がりを感じられる構成をご提案しました。
また、お子さまが安心して過ごせるよう、安全面にも配慮した動線についてもご一緒に確認しながら進めています。
結果的に、この高低差が空間にリズムを生み、印象に残る外構になったと感じています。


■ご家族の暮らしに寄り添う庭づくり
ご主人様はお仕事がお忙しく、ご家族との時間はとても大切にされている印象でした。
そのため、「短い時間でもしっかり触れ合える空間にしたい」という視点でご提案をさせていただきました。
お子さまが安心して遊べるスペースを確保しながら、ご家族で自然と関われるような工夫を取り入れています。
また、奥様は植物がお好きで、ご自身でも楽しみながら育てていきたいというご希望がありました。
ロックガーデンと植栽を組み合わせながら、手を加えていける余白も大切にしています。
また、ご希望の菜園スペースをとり入れることで、忙しいご主人様でも、お子様たちと、一緒に野菜を育てて
収穫や料理を楽しめると、更にご家族のシーンがひろがり、暮らしとともに変化していくお庭を、ご家族で楽しんでいただければと思いながらご提案しました。


■ハウスメーカーとの連携について
「ハウスメーカー以外に頼んでも大丈夫か」というご不安については、多くの方が感じられるポイントです。
弊社ではこれまで、ハウスメーカーの施工にも長年携わってきた経験があります。
そのため、建築との取り合いや工事の流れ、確認すべきポイントについても理解したうえで進めることが可能です。
今回も、建築とのバランスを見ながら、適切なタイミングで調整を行い、安心して進めていただけるようサポートさせていただきました。
見えにくい部分こそ丁寧に対応することで、より安心してお任せいただけると考えています。


■完成後のお声とこれから
完成後、お客様から「とても素敵なお庭ができました」と嬉しいお言葉をいただきました。
木の選定にもご一緒させていただいたことで、より愛着を持っていただけているように感じています。
工事中も、お子さまたちが楽しそうに見守ってくれていた姿が印象的で、ご家族にとっても思い出の一つになっていれば嬉しいです。
これから春を迎え、植物が少しずつ成長していく様子を楽しみにしていただけると思います。
これからも長く寄り添いながら、お庭のある暮らしをサポートさせていただければと思っています。
■まとめ|外構は暮らしを整える大切な要素
外構は、単なる外まわりではなく、暮らしの質を大きく左右する大切な要素です。
建物とのバランスや周辺環境、ご家族の過ごし方を丁寧に整理していくことで、その場所に合った形が見えてきます。
今回のように、一つひとつご相談しながら進めていくことで、より納得のいく外構になると感じています。
これから外構をご検討される方にとって、少しでも参考になれば幸いです。