調和の庭・トータルデザイン研究所

二度目のご依頼に、静かに背筋が伸びました

設計から一言

■ 再び選んでいただけたということ

以前は、趣ある和風の住宅に調和する外構を一緒につくらせていただきました。
そして今回、宝塚市に新たに建てられたのは、端正で力強い佇まいの ヘーベルハウス 。

再びお声がけいただいたとき、うれしさと同時に責任の重みを感じました。
住まいのかたちは変わっても、「またお願いしたい」と思っていただけたこと。
その信頼にきちんと応えたい。その想いが、今回の設計の出発点でした。

■ 濡れずに帰る、その数センチの攻防

苦労したのは、屋根のご提案でした。
ヘーベルハウスの外構計画において、今回の大きなテーマは「駐車場から玄関まで濡れない動線」。

高さの検討では、ゲート・玄関軒・車高の関係を一つひとつ丁寧に確認しながら、広い面積の張り出し屋根をいかに美しく納めるかを何度も検証いたしました。
CADで断面を描き直し、数センチ単位で調整を重ねております。

機能性を満たすことはもちろん、建物全体のバランスを損なわないことにも細心の注意を払いました。
広い面積であっても通路幅はゆったりと確保し、安心して行き来できる動線と整った佇まいの両立を目指しております。

最終的には詳細図を作成し、段取りを十分に整えたうえで工事に臨みました。
その結果、施工も滞りなく進み、意図どおりの仕上がりとなりました。

■ 図面で整える、完成後の美しさ

駐車場タイルは輸入品で納期がかかるため、あらかじめ割付図を作成し、早い段階から準備を進めました。
お客様ご希望の工期に間に合うよう、各所の詳細図も事前に整えたうえで工事に臨んでおります。

駐車場屋根や玄関まわりのRCは寸法を細かく図面に落とし込み、
お庭側の目隠しフェンスは隣地状況や室内からの見え方を確認しながら高さを検討しました。

ヘーベルハウスの外構は、建物の完成度が高いからこそ、外構もまた整っていることが求められます。
こうした丁寧な事前設計が、完成後の印象を静かに支えています。

派手ではなく、整っていること。
濡れずに帰れる安心も、笑い声が響く余白も、その一つひとつは図面の積み重ねから生まれます。

これからこの宝塚市のお住まいで重ねられていく日々が、より心地よいものとなるように。
ヘーベルハウスの外構として建物にふさわしい佇まいを保ち続けられるよう、ささやかでもお役に立てていれば幸いです。