調和の庭・トータルデザイン研究所

二度目のご依頼に、静かに背筋が伸びました 【宝塚市 L007】

設計から一言

■ 再び選んでいただけたということ

以前は、趣ある和風の住宅に調和する外構を一緒につくらせていただきました。
そして今回、宝塚市に新たに建てられたのは、端正で力強い佇まいの ヘーベルハウス 。

再びお声がけいただいたとき、うれしさと同時に責任の重みを感じました。
住まいのかたちは変わっても、「またお願いしたい」と思っていただけたこと。
その信頼にきちんと応えたい。その想いが、今回の設計の出発点でした。

■ 濡れずに帰れる導線計画

今回のご要望のひとつが、車から玄関まで雨に濡れずに移動できる屋根でした。

この計画で重要となるのが高さ関係の整理です。ゲート・玄関軒・車高といった条件を丁寧に確認しながら、CAD上で断面を何度も描き直し、数センチ単位で調整を重ねました。玄関ポーチの幅が広いため柱位置にも制約があり、張り出し寸法の大きい折半屋根を採用しつつ、一部に採光パネルを組み合わせることで明るさにも配慮しています。

また今回は強度面も重要な検討ポイントとなりました。安全性や安心感に対してとても意識をお持ちのお客様で、近年の台風などの異常気象も踏まえ、屋根の耐久性や飛散リスクまで含めて丁寧にご検討いただきました。その結果、デザイン性だけでなく安心感も重視した仕様をお選びいただいております。

導線の使いやすさと外観の整い、その両立を大切にしながら、安心して使い続けていただける計画を心がけました。

■ お孫さんがのびのび過ごせるお庭づくり

お庭については、お孫さんが安心してのびのびと過ごせる芝生空間をご要望いただきました。

まずは敷地条件を正確にCADへ落とし込み、隣地との距離や高低差を整理。その上で、目隠しフェンスの高さや位置を検討しています。室内からの見え方も確認しながら、閉じすぎず、外との関係性がやわらかくつながるよう計画しました。

芝生の広がりを活かすことで、走り回れる余白を確保しつつ、空間全体としては落ち着きのある印象に整えています。
植栽は主張しすぎないように配慮しながら、季節の変化を感じられる配置とし、日常の中に自然の気配がやさしく入り込むよう意識しました。

これからこの宝塚市のお住まいで重ねられていく日々が、より心地よいものとなるように。
ヘーベルハウスの外構として建物にふさわしい佇まいを保ち続けられるよう、ささやかでもお役に立てていれば幸いです。