丹波篠山市 R021 中古戸建てのお庭を和風→洋風に大胆リフォーム!

コンセプト
ご実家の隣の、立派な和風のお庭がある中古戸建てを購入された施主様。
立地は気に入っておられたものの、デザインとしては落ち着いた洋風の雰囲気がお好みでした。
そこで、約3tの沓脱石(くつぬぎいし)と呼ばれる大きな石を屋根より高く吊り上げて撤去し、施主様のお好みに合わせたレンガ敷きの洋風のお庭へイメージチェンジ。
元気いっぱいの小さなお子様たちが安心して遊べる、しっかりとした塀に守られたおしゃれなお庭ができました!
施工写真
比較写真

施工前

施工後
思い切ったリフォームで、明るい印象の洋風のお庭に大変身!

施工前

施工後

施工前

施工後

施工前
お隣のご実家との行き来が不便だった、施工前の様子。

施工後
「今は隣の実家との行き来が多いので、将来的に撤去できる階段を」とのご要望にお応えして、取り外し可能な階段を設置。

屋根の上はるか高く、約3tの巨大石が青空に!
立派な和風のお庭から、レンガ敷きの洋風のお庭へのリフォーム。課題となったのは、沓脱石(くつぬぎいし)と呼ばれる大きな石をどうやって撤去するか、ということでした。
お庭にあったふたつの沓脱石、その重さはひとつで約3t。100kgのお相撲さん3000人分の石です! 筋肉自慢の職人が何人集まっても、とても運べるものではありません。今回は、25tの「ラフタークレーン」という重機を使って搬出することになりました。
小型のユニック車やラフターで石を撤去する場合は通常、石は電線の下を通ります。しかし25tラフターはアームがとても長く、小回りがきかないため、今回は電線の上から吊り上げることになりました。
これだけの重さのものを吊り上げるには、専用のワイヤーや吊り出すための道具が必要です。普通の外構業者さんにはあまり無いものなのですが、弊社は大きな石を用いた和風庭園の造園工事なども手がけてきたため、道具が揃っています。
沓脱石(くつぬぎいし)はその名の通り、下駄や靴を脱ぐための石。縁側の下など、建物に添えるように据え付けられているので、搬出には特に注意が必要です。
ワイヤーに吊られた石が建物の軒や建築基礎、アルミサッシなどを傷つけることのないよう、建物はしっかりと養生しなければなりません。その上でワイヤーのかけ方を調整して、じわりじわりと慎重に石を動かしながら移動させます。
大きな石を安全に吊り上げるためには、玉掛けという、石にワイヤーをかける技術が重要です。特に沓脱石は、ぺったりと地面にくっついているので、ワイヤーをかけるには知識と経験が必要になります。今回の現場でも、ワイヤーをかけて少し吊り上げてみてはバランスを調整して…といった微調整を、玉掛けの技術を持つ職人が時間をかけてしっかりと行いました。
そんなこんなで、ようやくの搬出です。約3tの巨大石が2階建ての屋根よりも高く持ち上げられ、ゆっくりと電線を通過する姿は圧巻でした!
施工前の和風のお庭。
掃き出し窓の前に大きな沓脱石(くつぬぎいし)があり、リフォームが難しいと思われる物件でした。