新着情報

世界遺産ドリームツアー 心で見る日本の庭「龍安寺 西芳寺」

2015/01/05

    「世界遺産ドリームツアー! 外国人が驚く古都 京都・奈良」 パックンの京都ガーデンツアー



    新年あけましておめでとうございます。本年もfeeling garden/坂林盛樹園どうぞよろしくお願い致します。



    さて、1月2日にNHKで放送された上記番組。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、番組中、日本の庭園文化の奥深さを世界に広めるきっかけとなった庭として京都の世界遺産、龍安寺の石庭が紹介されていました。



    ITの革命児スティーブ・ジョブズは京都、龍安寺の石庭をこよなく愛し、携帯電子機器の研究に没頭していた時期、何度かこの庭を訪れたそうです。

    日本の侘(わび)と寂(さび)を海外に紹介されるときによく引き合いに出される龍安寺の庭。植物は使わず、石と白砂だけで構成されているこの庭に不規則に配された15個の石は、雲に浮かんだ山を表すという説もあれば庭全体が宇宙を表すという説もあるそうです。



    この庭を訪れた人々が、縁側に座って庭を眺めながら石や砂の模様に様々なイマジネーションを働かせ、そこに自分の心を映して己の心と向き合いつつ静かに時を過ごす。

    日本庭園は見る人のイマジネーションを必要とする庭である。そこが外国の庭と大きく違う」と番組内で語られていた言葉を聞いて思わずなるほど…と深~く納得しました。



    一方、龍安寺とは全く異なる世界観の庭として同じく世界遺産の西芳寺(苔寺)が挙げられていました。

    緑一色の庭を埋め尽くす苔は実に100種類以上にも及ぶとのこと。無数の色の花が咲き乱れる西欧の庭では脇役にもされない苔が主役…その中に様々な表情があり、見る人の心を惹きつけてやまないこの庭を作った日本人の感性の細やかさ、奥深さに多くの外国人が驚きと称賛の意を表されるのだそうです。



    日本が世界に誇るべき和の庭園文化。その素晴らしさを日本人である私たちがもっと深く知り、さらに広く深く世界に広げていきたいものですね。



    ちなみに当社は伝統的な日本庭園…先代から継承された石積みの技術をはじめ、自然の山などの背景を風景の一部として取り込む借景という技法、水の流れを巧みに取り入れた庭など、日本庭園の様々な技法を用いた和の庭も得意としております。

    ぜひ和風庭園の施工例もご覧ください。



    詳しくはこちら