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梅雨時の植物管理

2020/06/11
    梅雨の季節がやってきました。

    この季節は植物の元気がなくなることが多いのですが、その原因の多くは土壌中にいるカビによるものです。

    高温多湿な環境でカビの菌が繁殖し、植物に病気が発生したり枯れてしまったりします。

    白い粉をまぶしたかのように葉が白くなってしまううどんこ病もカビが原因。白くなった部分が光合成を行えなくなり、生育不良となって葉がどんどん弱っていきます。

    (うどんこ病に効く薬剤は色々ありますが、重曹やお酢を希釈したものを葉に吹き付けても効果があります。

    うどんこ病にかかってしまった葉はそのまま放っておくとそこから感染が広がりますので早めに感染した葉を取り除いて下さい。)


    昔から日本で自生していた植物は梅雨のような気候も自然に乗り切れますが、世界中の植物が出回る昨今では湿度に弱い植物も沢山あります。

    咲き終わった花はこまめに取り除き、通気を良くして下さい。そのままにしておくとカビの原因になりますので花が終わったらすぐに取り除きます。花壇の隙間に生える雑草も蒸れの原因になりますので早めに抜いておきましょう。春に花をつけたグランドカバーも梅雨前には剪定をして風を通してあげるといいですよ。


    人間と同じで植物もストレスによって病気にかかりやすくなります。水や肥料を適切に与え、適度なスペースを作って風通しを良くする…植物にとって快適な環境を整えてあげることでストレスを少なくすることが大切です。