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プロフェッショナル ガーデンデザイナー ポール・スミザー氏

2014/12/02

    12月1日夜10時よりNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、日本の庭に惹かれて来日して25年、それまで見向きもされなかった日本の草木に光を当て、日本のガーデニング界に旋風を巻き起こしたイギリス人ガーデンデザイナーのポールスミザー氏が紹介されていました。


    イギリス人の彼が日本の自然を見てこれまで感じてこられたこと…外国人の彼だからこそわかる日本の自然の素晴らしさを私達日本人に気づかせてくれる番組でした。

     

    番組中、彼によって語られる言葉一つ一つが心を打ち、この想いを少しでも多くの人に広げていきたいという思いに駆られました。 以下にその中でも特に印象に残った言葉を記します。

     


    明後日、明々後日のことはどうでもいい。 

    2年、3年、50年…15年単位で考えなくてはいけない。 

    今のほとんどの庭を見ていると「今きれいに見せなくてはいけない」って感じで植えている人が多くて…それが変わればもっと庭はきれいになるよね。」 


    大事なものは足元にある。 

    日本にはすごく良い植物が大量にある。 

    本当に使い切れないほど まだ結構発見がある。

    あなたの足元にはこういうものもあるよって提案したい。」 


    壊すのも人間、守るのも人間。 

    もうちょっと自分の足元の自然を大事にしないと…せっかく世界のいろんな国から見ても「すごいなー」って言う、この種類豊富な自然が無くなったらどうする?って…。 

    人間もやろうと思えば良い環境を作れる。 

    自然に任せれば何百年もかかることを何十年でできちゃうわけ。 

    環境を良くしようっていう気持ちになればあっという間に出来るって言うことを伝えたい。」 



    この番組を通して、日本は世界有数の植物の数を誇る緑の国だったということを知り、日本人でよかったーとしみじみ感じました。 そして外構、ガーデン、エクステリア工事に携わる私達が仕事を通じてこの地球の未来のために貢献できることが沢山あることを嬉しく思うと同時にその責任の重さも感じた次第です。 


    ガーデンデザイナー/ポール・スミザー氏 

    イギリス人のガーデンデザイナー、ポール・スミザー(44)。 

    スミザーの作る庭は、「自然より自然らしい理想の庭」と評される。 スミザーの庭作りに対する哲学は極めてシンプルだ。 それは植物に合わせた居場所を用意すること。 一見同じに見える庭の中の複雑な環境の違いを読み解き、そこに合った植物を植えることが何より大切と考える。


    ※ちなみに再放送予定は 12月5日(金)午前0時40分~午前1時28分 総合 です。