スタッフブログ

インドネシア②

総務部  清田 哲生   

当時の携帯電話の画像のため画質が良くありません。ASUSです。

・イスラム教

生活に宗教が溶け込んでいますので、生活について語りますと、どうしてもイスラム教が出てきます。中部ジャワのスマランではイスラム教徒が多いです。90%以上だったように思います。仕事関係で知合った人でイスラム教徒でない人は1人だけでした。前回にも書きましたが、結婚する彼女のためにキリスト教に改宗した知人のみです。ただ、この知人は東部ジャワに位置するスラバヤの取引先の知人でしたので、スマラン在住ではありません。スマランの知人はすべてイスラム教徒でした。宗教のない人はいません。必ず何かに入らなければなりません。勿論テロ組織のような過激なイスラム教徒ではありません。世界のテロ事件に関しては彼らも否定的です。順番は忘れましたが、仏教、キリスト教、ヒンズー教等がインドネシアに伝わってきましたが、イスラム教ほど根付かなかったようです。ただ、バリ島はヒンズー教徒が多いです。イスラム教徒は豚肉を食べない、お祈りの前の水浴びにより、病気が少なくなった等が一因かもしれません。暑い国ですので食べ物はすぐに腐りますし、病原菌はすぐに拡がります。勿論、もっといろいろイスラム教が拡がった要因はあるのでしょうが。イスラム教徒は1日5回のお祈りをします。夜明け前、昼、午後、日没時、夜の5回です。仕事中には1日2-3回見ましたが、お祈り時間はあまり長い時間ではありません。5分以内だったと思います。仕事中だからなのかもしれません。家ではもっと長いのかもしれません。毎週金曜日のお昼は全員が揃って工場近くのモスクに行って、お祈りをします。服装はいつもより良いシャツを着て、帽子を被り、腰に布を撒いて、楽しそうに出かけていました。モスクでは簡単な食事がでますので、1時間くらいは帰ってこなかったです。たまに食べ物を持って帰ってくれました。

・モスク

モスクからお祈りの時間には、アラビア語のお祈りの声が流れます。よく映画で中東の場面で流れているものと同じです。この声が届いていれば人々は守られるということで、モスクはお祈りの声の届かないところがないように、いたるところにあります。寄付でモスクを建てる人がいます。これは最大の喜びであり、建てることにより地元の名士になります。お祈りの声は大きなスピーカーから流れますので、モスクに近ければ近いほど大音量になります。私の住んでいた場所はモスクから離れていましたが、夜明け前から流れますので、目が覚めます。朝早くお祈りの声で目が覚めて、二度寝もなかなかできなかったので、朝は4時30分に起き、家の近くを30分ウォーキングをして5時すぎに出かけていました。バイクで工場までは約20分、コンビニで朝食を買って、工場には5時30分に着いていました。仕事は8時からですのでかなり早い出勤になります。工場には泊りのセキュリティ(警備員)が居て、朝早く来る私はセキュリティにとっては迷惑だったかもしれません。日本との時差は2時間です。日本のほうが早いです。インドネシアが4時30分の時は。日本は6時30分になります。日本時間で考えますと早くはありません。ですので、この時間を続けることはあまり苦ではなかったです。

街中のモスクです。

・朝食

朝食を買うのはコンビニです。コンビニは日本のようにたくさんあります。IndomaretとAlfamartが競いながら店を開店させていました。Indomaretがオープンすればその横にAlfamartがオープンする、あるいは逆も、といった露骨な展開でした。売っているものは同じようなものですが、Alfamartの方がイメージカラー(赤)が好きで良く利用していました。朝食にパンを買っていましたが、美味しいパンはないです。ランチパックのようなパンを買っていました。果物は美味しいです。それに安いです。コンビニにも売っており、キウィ、マンゴ、パパイヤ、ドラゴンフルーツ等がカットされてパックに入って売られています。1パック150円くらいだったと思います。必ず朝はこれを2パック買って食べていました。日本ではこんな安い値段では食べれません。

・ドリアン

果物といえばドリアンも安く、シーズンには農家に直接食べに行きましたが、4-5人で合計3000円でお腹一杯になったように思います。ドリアンは食べ過ぎると胸やけをおこします。もう少し高かったかもしれませんが、どちらにせよ安くて美味しいです。インドネシアは資源に恵まれた国で、土壌も日本とは違ったように思います。工場の前の空き地に果物の種を撒くと半年もすると実がなり食べていました。何の果物かは忘れてしまいましたが、ほったらかしで育つのかと驚いたことは今でも憶えています。

・マンディ

イスラム教徒は1日5回のお祈りの前に、マンディと言って水を浴びて体を清めます。トイレには必ず便器の横にかなりの量の水(40-50L)を貯めており、それで用を足したものを流すのですが、体を清める際もこの水を使います。どこのトイレの個室にも水は大量に水が貯められていますので、水を浴びる場所に困ることはないです。トイレの床は水を浴びても問題ないような作りになっています。私も真似をして暑い日にトイレで水を浴びたのですが、非常に気持ちが良く、気分もすっきりしました。それ以来頻繁に水を浴びるようになりました。日本に帰ってきてからも夏場は水浴びが出来たらいいなぁとよく思います。

よくあるトイレです。

インドネシア人に「日本人は不潔だよ。」と言われたことがあります。どちらかというと日本人は清潔な人種だと思っていたので、「なんで?」と聞くと「だって日本人のマンディは1日1回だろ」と。マンディとお風呂はちょっと違いますが、水浴び5回とお風呂1回ではたしかに不潔と言われても仕方がないかと・・・妙に納得してしまいました。

最後にインドネシア人あるあるを一つ。

Facebookの友人が1000人以上いる。

日本と違い誕生日は他人に食事をおごる。だから誕生日は内緒。

当然、Facebookには本当の誕生日が掲載されていません。

今回はここまでとします。