雲海と絶景の小便小僧と南国の碧い川

2024年8月4日
少し前になりますが、恒例のGWのキャンプは次男のリクエストで高知県に行ってきました。
GWのキャンプを予約しようとすると、2月1日の予約開始日に向けて1月からどこに泊まるか探し始める必要があります。
今年は次男がどこに行くん?と言い出しっぺだったので、初めて息子に場所を任せてみることにしました。
(最近遠出を嫌がるパパの説得も含めて…)
高校生ともなると、スマホを使っての検索がかなり上手になっているので
・犬連れで泊まれて
・近くで観光などができて
・施設がきれいで
・宿泊費があまり高くないところ
と条件を出したら、色々とリサーチして候補をしぼってくれました。
その中から観光ルートを考えて、決めたのは

翌朝には運良く人生初の「雲海」を見ることが出来ました。
オートサイトは少し狭めで、車1台とリヴィングと寝室のある2ルームテントを建てたら
タープは半分テント上に重ねて張るかんじのサイズ感でした。
我が家は毎度のこと昼間は出かけていて、キャンプ場での滞在時間はそれほど長くないのでそれでも十分でしたが。
キャンプ初日のこの日は、キャンプ場に付く前に昼食に讃岐うどんを食べに寄り
祖谷へテレビで見た小便小僧とかずら橋に寄りみち。
小便小僧までの道のりは、車がすれ違いできるか出来ないかの細道が続き
対向車が来るたびに、運転していた私は車内で大騒ぎでした。
時折見える険しい山々と青い空のきれいな景色に癒やされながら、ひたすら山頂に向けて車を走らせていましたが
運転に疲れて手前の小さな駐車場に駐車。
すがすがしい新緑に囲まれた道を少し歩くと
パッと開けた視界の先の絶壁に佇んでいる、一人の少年が!!!
『祖谷の小便小僧』


なぜか周りには小銭が沢山。
想像以上に小僧が小さくて(いや、小僧だから小さくて当たり前??)
想像以上に絶景。
どうしてこんなところにこんな銅像を設置しようと思ったのか?
気になって調べたら、昔からここで度胸だめしのため小便をする人たちがいたそうです。
谷底まで200m。
あぶないから、ほんとやめた方がいい。
その後、山を下っていくと清流の流れる川が見えてきます。
川の石は、どこを見ても庭石として有名な青緑の青石でした。
きれいだな~と思いながら進むと、今度は広い駐車場のある谷間に到着。
『祖谷のかずら橋』

そんなに長い橋ではありませんでしたが、侮ってはいけません。近くで見ると・・・。

これまた想像以上に、床板の隙間が大きいことにまたまたビックリ。
小さな子どもさんは、怖がるかもしれません。
当然のことながら揺れるので、どの人もみんな手すりを持って下を見ながら
床板の上に慎重に足を置き進んでいました。
踏み外したら、大人の足も隙間にハマりそう。


手前の2本と川の向こうの2本の大きな杉の木で橋をささえていています。
橋を吊るための数本のワイヤーが見えました(ツタでわかりにくいように隠されています)が
他はサルナシというツタですべて作られいて、足を1歩進めるたびにギシギシ鳴って
ちょっとしたスリル感を味わえました。
翌日は朝から1時間ほど走ったところにある、清流を目指しました。
四国山地はどこを走っても、急勾配の険しい山ときれいな水、いつもより少し明るい日差しに囲まれていて
新緑の季節ということもあり、とても自然が豊かで、景色が美しいと感じていましたが
ここはまた格別なエリアでした。
『仁淀ブルー』

仁淀ブルーと呼ばれる場所は特に水深と川幅がありましたが
ここに向かう道中もずっと透き通った清らかなブルーの川が続いていました。
今までいろいろな川を訪れ、透明度の高い清流を見てきましたが
ここは川の色というよりも、南国の海の色に近い色をしていました。
周辺の石も青石なので、より青く見えているのかもしれません。

近くには滝もあって、思わず深呼吸したくなるような生命力があり
自然の美しさを感じることができる場所でした。
「萌えいづる若葉」
こんな景色を見ると、日本中のきれいなところを見て回りたいなと思いました。

翌日は高知を満喫すべく、飲んべぇの聖地といわれる
で美味しいものをたくさん食べて帰路につきました。
高知県で観光をしたのは初めてで、時間の都合で海側には行けなかったので
あらためてゆっくり行きたいなと思いました。
老後の夢は体が元気なうちに『世界一周』でしたが
その前に『日本の絶景旅』という目標をみつけてしまいました。
実現できるように、頑張ろうっと。