カメラ初心者講座第2弾

2015年1月7日
予告通りカメラ初心者講座の第2回目です
前回は撮像素子(イメージセンサー)を有効に使う為のアスペクト比設定についてお話しました
第1回目はこちらへ 「縦と横と」
さて、今回は撮像素子のサイズと有効画素数についてみていきたいと思います
カメラを購入する時、性能や見た目、携帯性、拡張性など
人によって様々に選ぶポイントがあると思いますが
撮影できる画素数で選ぶ方も結構いるのではないでしょうか
携帯電話の普及に伴い便利な機能としてカメラが内蔵され、
それまで写真に興味がなかった人でも写真撮影が身近になり
何メガピクセルという表現もかなり定着したように思う
この画素(ピクセル)が数百万、数千万個集まって1枚の写真となります
ですので画素数が多ければ多いほどより細かな写真を
撮影することが可能となります
ただここでひとつ注意しなければならないのが、画素数が多いからといって
性能が良い、綺麗に撮影できるとは限らないのです
どうことなのかをご説明いたしますと
まずはデジタルカメラに入っている撮像素子について見ていきましょう
デジイチ、コンデジ、スマホやタブレットいろいろなものに搭載されていますが
入っている撮像素子の大きさはばらばらです、一般的な撮像素子の大きさの比較を下図に示します
こんなにも撮像素子の大きさには差があるのです
つまり同じ画素でも撮像素子の大きさが小さければ小さいほどひとつひとつの画素の面積は小さくなり
受光できる光の量も少なくなってしまいます
35mmフルサイズと1/2.3型で仮に16ピクセルとして1ピクセルの大きさを比較しみましょう
受光面積が全く違うのは一目瞭然ですね
取り込める光の量がすくなくなればいくら画素数が多くてもメリハリのないのっぺりとした写真に
なってしまうことがあります
実際に撮り比べている写真を載せたサイトもありますので一度ご覧いただくとさらに違いがわかると思います
何を撮りたいか、どんな機能が欲しいのか、自分に必要な画素数はどれぐらいか
売り出し文句やアピールポイントだけに惑わされず条件と性能をしっかり見比べて
自分にあった1台を手にするのが一番良いと思います。