鬼は外福は内

2015年1月28日
もうすぐ2月3日節分ですね。
もともと節分は季節を分けるということですので立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日なのだそうです。
節分が2月3日をさすようになったのは、立春が1年の始めとして尊ばれたからということです。
節分には「豆まき」をし「柊鰯(ひいらぎいわし)」を飾り「恵方巻」を食べるといいみたいです。
豆まきをするのは、季節の変わり目は体調を崩しやすく、色々な厄災はすべて鬼のせいとされていて、
五穀のひとつである豆を鬼にぶつけることで邪気を祓い、福を呼び込むのだそうです。
最近では大豆より拾い易く地面に落ちても実が汚れないという理由から落花生を撒く地方もあるそうです。
豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べる(地域によって違うようですが)と、
病気にならず健康でいられると言われています。
また、豆は”炒り豆”を使います。拾い残しの生豆から芽が出て厄が蘇るという意味から、生豆を使うのは縁起が悪いとされているそうです。
巷ではもう豆を売っていましたので私も買ってみました。
大豆はタンパク質の含有量が多く、アミノ酸の組み合わせが動物タンパクに似ていることから「畑の肉」とも言われるそうです。
柊鰯は私は見たことがないのですが、節分には柊の枝に鰯の頭を刺して入り口に飾るそうです。
節分の夜には鬼が出没すると考えれおり、柊の葉が鬼の目を刺し、鰯の頭の悪臭で鬼(邪気)を家に近づけないようにするためだそうです。
「鰯の頭も信心から」ということわざもこの風習からきているそうです。
また、節分にイワシを食べるのも邪気を近づけないとうことのようです。
イワシはタウリンやDHA、カルシウム、鉄分などの重要な栄養を豊富に含んでいて、いろんな病気の予防などにもいいそうです。
恵方巻きは関西から発信されたみたいです。
お寿司屋さんや海苔屋さんの陰謀かとも思いましたが、江戸時代に大阪の船場で商売繁盛の祈願をする風習からきているようです。
「恵方」は陰陽道でその年の干支によって定められたもっともよいとされる方角のことで、その方角にその年の福徳をつかさどる「歳徳神(さいとくしん)」がいると言われているそうです。
今年の恵方は 西と西南西の間 = ほぼ西南西 だそうです。
1本を丸かぶりするのは「縁を切らないように」という意味が込められていて、
七福神にちなんで7種類の具材を入れるのが基本だそうで、それを巻くことで「福を巻き込む」願いが込められているのだそうです。
食べている間、話したりすると福が逃げてしまうので、その年の恵方に向かって喋らずに丸かぶりします。
ともあれ、美味しいものを食べて元気で幸せになるのなら、嬉しい事ですよね。