ベトナム紀行

2015年2月24日
今日は前回できなかったベトナムの写真をアップさせていただきます。
べトナムの人たちの交通手段は主にバイク…そのほとんどが日本製(ほぼホンダ、時々ヤマハ。ある説によると田舎の地域では一昔前までバイクのことをホンダと呼んでいたとか…)一見、歩行者よりもバイクのほうが多いという印象です。
自動車は本当に数が少ないのですが聞くところによるとベトナムは車の税金が驚くほど高くて、普通の日本車が1台1000万円を下らないのだそうです。
よって皆さんバイクをフル活用されていて、前回も書きましたが庭木、家具、豚、鶏、犬、米、家財道具等などあらゆるものをバイクで運ぶ大胆さは圧巻です。
線路脇を走るバイク。列車が来ない間は普通に子供が遊んでいたりしてまるで庭、道路の一部のように利用されています。(危ないけど合理的です。笑)
青空カフェ
まずベトナムに来て戸惑うのが通貨の単位。現在のレートは10000ドンが約56円なのでそのゼロの多さに毎回ものすごく高い買い物をしているような気分になります。お金を払うたびに日本の駄菓子屋のおじさんが子供達に「はい、100万円!」と軽いジョークを飛ばしているシーンを思い出すのは私が関西人だからでしょうか…。
薄味のラーメンのようなうどんのような食べ物、フォー1杯が45000ドンくらいなので日本円にして約250円。これを高いと思うか安いと思うか…
日本人の口に合ってとても美味しいフォーですがお風呂場を彷彿させるプラスティック製の腰掛けにしゃがむように座り、プラスティック製の器に入ったお料理を食べているともしかしてちょっと高い?と感じてしまいます。
そう言う意味では日本で食べる○亀製麺のうどんのコストパフォーマンスは素晴らしい!!としみじみ思います。円安の今、環境、品質、清潔さ、サービスの良さ、全てのことを鑑みて世界レベルでの今の日本の物価はかなりお安くて、日本を訪れている外国人観光客が急増しているのもうなずけます。
ハノイの街は建物が傾いていたり、道路にゴミが落ちていたり、舗装が荒れてでこぼこだらけだったり…突っ込みどころは満載なのですが、人々は良くも悪くもおおらかでたくましく、成熟した日本の街と比べて、人々が「生きる」という原点により近いところで生活されているような気がします。
色んな場面で面食らうことも沢山ありましたが不思議と不快感はなく、「面白い」と感じさせてしまう何かがそこにはあります。
総じて今回のベトナムの旅は刺激的で驚きの連続、街全体に進化するエネルギーが溢れ、おそらく数年後はまた大きく変貌を遂げているのだろうな…と思うとそんな姿を確認するために、機会があればまた時を経てもう一度訪れてみたい国です。