金沢の旅

2016年6月1日
今年のゴールデンウィーク。阿蘇に行きたいと思っていた矢先の大地震…急きょ行き先を変更して金沢方面に行ってまいりました。
金沢駅。
金沢といえば日本三名園の一つ兼六園が有名ですが、五月初旬、夜間ライトアップのイベントで夜の兼六園が無料で公開されていました。というわけで今回は夜と昼、両方のお庭を堪能できてラッキーでした。
樹齢300年くらいの立派な松の木。
花見橋から見た景色。カキツバタと新緑、小川のせせらぎの調和が素敵です。
広大な庭園の至る所に様々な趣の水辺があり、小川の大好きな私はなんだかわくわくする場所です。
たくさんの花が咲き乱れ、色とりどりの外国のお庭とは違って苔や樹木の葉…ほぼ緑なのに、実に様々な表情を持つ日本庭園の素晴らしさを堪能しました。
日本人の美意識の深さは世界中を見渡しても他に類を見ないものですね。こんな素晴らしい文化を後世にも伝え残していかなければ….。
兼六園を出て、次に訪れた武家屋敷跡地でたまたますれ違ったボランティアの「まいどさん」が声をかけて下さり、同行して町の中を案内してくださいました。
ガイドさんの背後、足元にあるのは軒先に馬を繋留するための石だそうです。
攻めてきた敵に袋小路かと錯覚させるような道の作りになっているそうです。
昔の高級住宅街の中にアパホテルの社長さん宅もありました。
奉公人の住まいを兼ねた長屋門武家屋敷の街並み。
足軽の住居跡。加賀藩の城主は部下にとても手厚かったらしく、上流の武士は立派なお屋敷をあてがわれ、足軽といえども、応接間も備えた庭付き一戸建てに住むことができたそうです。
大きな邸宅もいいですが、私にはこれくらいの住まいが一番しっくりくるような気がします。
以上、金沢の旅でした。