スペイン訪問記 第5弾(アルハンブラ宮殿の庭園)

2018年1月26日
さて、昨年スペインを訪れてからすべてをご紹介しきれないうちに年が明けてしまいましたが今年も引き続きスペイン紀行をお伝えしてまいります。
今日はスペインのアンダルシア地方、グラナダに位置するアルハンブラ宮殿をご紹介します。
14ヘクタールにも及ぶアルハンブラ宮殿の敷地内はまさに緑の楽園。精緻なアラブ建築の高い技術と相まって思わずため息の出るような素晴らしい景色が広がります。
普段から植物をたくさん扱っている私たちの興味をそそる、可愛らしくて素敵な景色はまさに宝の山。一般家庭にも取り入れられるようなデザインのアイデアがいたるところに存在し、360度どこを見渡しても写真を取りたくなるシーンばかりです。
もうすぐやってくる今年の春のお庭つくりの参考になるアイデアが見つかるかもしれません。
宮殿から見下ろすグラナダの街
宮殿入り口に向かう通路。期待が高まります。
鉢植えの使い方がおしゃれです。
反対側から眺めたところ。リズミカルに並ぶ噴水も可愛らしい。
壁の使い方も上手だなーと思います。
アルハンブラ宮殿の中には噴水がたくさん登場します。
メリハリのある配色が見事な植栽たち。全体のメインとなるグリーンが背景として効いています。
アンティークなレンガに赤い花がよく似合います
細長く形を整えた樹木と建物のバランスが絶妙です。
畑もこんな風に緑の枠を設けると楽しいですね。
物の壁近くに植えた木も通常手に負えなくなってしまいがちですが、こんな風に刈り込むとおしゃれな印象に。
低木の刈込方や全体のフォーメーションが面白い。日本人の感覚とは一味違います。
両脇にグリーン単色の鉢植えを飾った階段。
アルハンブラ宮殿のメインとなるナスル宮殿の中。ここだけでも見学にたっぷり時間がかかります。
典型的なアラブ様式の建物でアラベスクと呼ばれる幾何学模様の装飾が施されています。その豪華さからイスラム芸術の最高傑作ともいわれ、当時は「王は魔法を使って宮殿を完成させた!」と人々を感嘆させたそうです。
実際近くで見てみるとあまりにも精緻な細工に驚かされます。
特に美しい二姉妹の間と呼ばれる部屋。天井の鍾乳石飾りは圧巻です。
タイルと煉瓦を組み合わせたこの床、すごく素敵だと思いませんか?
いかがでしたか?これでも現地で撮った写真の10分の1にも満たないくらい、アルハンブラ宮殿を堪能しようと思ったら3日でも足りないくらいでした。
※ところでアルハンブラ宮殿のメインであるナスル宮殿を見学するためにはチケットが必要なのですが、このチケットをゲットするのがなかなか大変で一苦労しました。
普通に買うと早くから(数か月前から)チケットが売り切れてしまうことが出発直前に判明。当日券もあるのですが数時間並んでも売り切れてしまうこともあるとか。
でも諦めきれず、現地に着いてから執念で探していると英語のサイトでグラナダカードというお得な周遊チケットが見つかりました。このグラナダカード、とても便利でグラナダの町のバスの乗車券とカテドラルなどの入場券、そしてアルハンブラ宮殿の見学がセットでついています。
急いでカードをネットで予約して、その数日後に地元のツーリストインフォメーションに出向いて受け取ることが出来ました。
アルハンブラ宮殿を訪れる方にはこのカード、超~お勧めですので記憶の片隅にとどめておいてくださいね。