憧れの富士山とサイクリング

2025年1月9日
毎年恒例の娘の誕生日祝い、今年は山中湖へ行きました。
アニメ「ゆるキャン△」が大好きで富士山に憧れていた娘は、旅行の計画を知ったときから大興奮。
アニメ冒頭に、富士山を見たかったのに雲で見えないというシーンがあるので、「旅行の日は曇りじゃありませんように」とお祈りしていましたが、出発日はまさかの豪雨。
道中の景色もまったく見えず、当然富士山も見えず。
不安な気持ちのまま、山中湖近くのペンションにチェックインしました。

予約したペンションは、館内のいたるところにオーナーさんのコレクションが飾られている、芸術を楽しめる宿でした。
娘は初めてのペンションに興味津々。手続きを待っている間も工芸品などをじっくりと観察していました。



コース仕立てのお料理も初体験。
普段は小食な娘ですが、大好きな魚介類が贅沢に使われたお料理がすっかり気に入って、私の分までがっつり食べました(笑)




夕食とお風呂の後は、大好きな絵本に夢中。


国語の教科書に載っていた「ごんぎつね」から、世界の彫刻などを紹介した大人向けの本まで、5冊ほど読んでにこにこでした。
一日目は富士山を見れなかったけど、とりあえずご機嫌で寝てくれたのでほっとしました。
二日目は、雲ひとつない快晴! 良かった~!

予約していた自転車を借りて、山中湖一周サイクリングに挑戦です。

ちょっと走っては自転車を降りて、景色を見たり、お店を見たり。

湖の対岸に近づくにつれて富士山が見えてきて、わくわくそわそわ。

湖を半周ほどして、ようやく富士山が綺麗に見えました!


「思ってたよりでっかい!!すごい!!」と大喜びする姿に、がんばって連れてきてよかったなぁと思いました。
怖がりな娘はいまだに自転車に乗れなくて、この日も二人乗り自転車の後ろに乗ったのですが、サイクリングがすごく楽しかったのと、後ろでペダルを漕いでみたら感覚もつかめたようで、「一人でも自転車乗れそう。練習してみる」と嬉しい発言も。
「次に来るときは一人一台かな」と言いながら、最後かもしれない二人乗りを楽しみました。
私たちにとっても、自然の風をあびて雄大な景色を見ながら体を動かすのは、この上ないリフレッシュになりました。
人生で一番気持ちのいいサイクリングでした!
自転車を返却してから、山梨名物のほうとうを食べました。
娘は給食でも食べているそうですが、「ゆるキャン△」の主人公たちも食べていた本場のほうとうに大喜び。


私は初めて食べたのですが、あまりのおいしさにびっくりしました。
野菜もお肉もたっぷりで、健康にも良さそう!
食事の後は湖からの景色を楽しむべく、手漕ぎボートを借りました。
夫は腰が引けていましたが、子供の頃から毎年カヌーやボートで遊んでいた私が漕ぎ手を引き受けることで、なんとか乗ってくれました。
せっかく来たのに、この景色を楽しまないなんてもったいない!

娘もすっかりボートが気に入って、手漕ぎに挑戦しました!(ぐるぐる回るので親は酔いました…)
足も手もたっぷり動かした後は、お土産屋さんを見たり、ソフトクリームを食べたり。
娘は隙あらば富士山の写真を撮っていました。



たっぷり遊んだ後は、「ゆるキャン△」にも出てきた「紅富士の湯」へ。

露天風呂から富士山が見える、アニメに出てきたそのままの美しい眺めに私も感動しました。
日本で一番贅沢な借景ですね。
夕食の後は、真っ暗な森の中で星空観察。数えきれないほどたくさんの星にただただ驚きました。
スマホでパシャリと撮るだけでこの星の数です!!

ペンションの駐車場には、野生の鹿が。さすが自然豊かな土地ですね。

いよいよ最終日。
当初は富士五湖を巡ってアニメと同じ景色を楽しむ計画でしたが、湖越しの富士山はたっぷり見れたし、富士山をもっと近くで見たくなったので、行けるところまで行ってみることにしました。
初日は見えなかった車窓からの富士山も堪能!


どんどん大きくなる富士山にドキドキ。
夏の登山シーズン以外でも、富士五合目までは開放されているので、五合目まで車で登りました。
目の前(足元?)に富士山!

五合目はお土産屋さんもたくさんあって、観光地のようになっています。


娘はここから、自分とおばあちゃんにポストカードを出しました。
富士山の消印つきのポストカードは、きっと一生の宝物になりそう。
富士山を間近に見ながら、ご飯を食べたり、おやつを食べたり。


展望台からは、一面の雲が見えました!
初めての「雲の上」に、娘は大興奮!!


どこまでも広がる空や雄大な自然に、家族みんなで時間を忘れて夢中になりました。
思い切って五合目まで行って本当に良かったです。
五合目で飲んだ空のペットボトルが、ふもとまで降りたらぺたんこに。

まだ難しいかなと思いつつ、空気や気圧のことを少し説明しました。
こんな風にいろんな体験をしたり博物館などに出かけたりしているおかげか、今のところ理科は楽しいと感じているようだし、これからもいろいろなことをさせたいです。