自然

2015年2月13日
こんにちは、明日はバレンタインデーなのでどこかそわそわドギマギしている工事部の永仮です。
さて、つい先日に大阪の箕面市A様邸の植栽作業に行ってまいりました。
現場に着くなりこの光景が飛び込んできて1分くらい棒立ち状態になってしまいました。
一度植えたはずの植物が掘り返されたり、葉っぱ部分をむしられたり、荒らされていました。
少ししてお客様に何があったのか訪ねようと思い、お庭の方に出てきてもらいました。
するとお客様もこの時に初めてこの光景を見られたようで、すごく驚かれていました。
とりあえずお客様と一緒に現場検証をしてみました。
すると土の部分をよーく見ると動物のような足あとがチラホラとありました。
田舎育ちの自分の見解によりますとこの足跡はおそらく野生の鹿か、イノシシの仕業だと思いました。
この場所は大阪ですが周りを山で囲まれているところ、
食べるものがなく住宅街に降りてきてお庭を荒らしたのだろうとお客様に伝えたところ、
この辺りでは野生の鹿の目撃情報が頻繁にあったみたいです。
周りのお家を見渡せば、鹿用ネットみたいな網が張られているお家もありました。
お客様は一度植えていた花をすごく可愛いと気に入られていて、その矢先に元気に咲いていた花を全て食べられ、荒らされてしまい、とてつもなく落ち込まれていました。
ですがお客様は決して野生の鹿を非難するようなことはありませんでした。
仕方ない、鹿も可愛いしね。、、と肩を落としながらつぶやかれていました。
自分はその時あーいいお客さんに出会えたなと思いました。
普通ならやられたらやり返す。倍返しだ。と言いたいところです。
ですが野生の鹿も悪さをしようとしてやっているのではありません。
生き延びるためにしていることです。
今回の出来事はごくごく自然なことなんだと思いました。
落ち込まれているお客様に鹿の予防策を幾つかご紹介さして頂き、まだ根っこまでは被害が及んでおらず、また生き返る余地がありましたのでもう一度食べられた植物を植えさしてもらいました。
この日はどこかジブリの平成ぽんぽこと言う映画を見た時のように何か考えさせらた一日でした。
以上自然でした。