夏のお水やりは楽しい?

2020年8月25日
夏前にテレビの「何でも鑑定団」で「熊谷守一」の絵が出ていたのをきっかけに、熊谷守一の絵を見たい見たいと思いはしても、このコロナ下ではしばらく無理だろうなと思っていたら、伊丹市で 「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」(7月末終了)をやっておりました。
もちろん、行くでしょう!
厳重な三密を避ける体制の元での鑑賞でしたが、熊谷守一の絵のおおらか(実は緻密な計算のもとに描かれているらしいが)で美しい色彩を楽しんできました。
こんな絵が一枚居間の壁にあったならば、毎朝「ウフフッ」と微笑むことができるだろうなあと思いつつ、「時間がない!」と夫に急かされつつ、画集と絵葉書を買って帰りました。
熊谷守一の絵については他に譲ることとして、彼は晩年外にスケッチに出かけることもなくなり、ほとんどの時間を家や庭の中で過ごしたと言われています。
晩年の多くの絵もそんな時間の中で描かれたものだといわれます。
庭の中にも創作の対象はあるのでしょうね。
坂林盛樹園のお客様にもご自宅のお庭に創作の女神を見つけられる方々がいらっしゃいます。
三田市のF様は、雑木林のお庭に調和した弊社専務力作の立水栓を美しい水彩画に描いて下さいました。
姫路市の素敵なお店「ザッパ」様では作家さんが、弊社職人の黒目とザッパ店員の子供達合作のオシャレなウォールをブローチに作って下さいました。
もちろん、私、ブローチをゲットしました。
皆様ご自宅のお庭を存分に楽しまれているご様子で、お庭を創る側にとってもこの上ない喜びです!
三田でも長い梅雨の後、夏は一ヶ月ほとんど雨らしい雨は降っておりません。
長い雨季にこれまでになく大きく育った植物にとって、灼熱の乾季は今までになく過酷な環境です。
つけすぎた葉っぱを自ら落とす樹木もあります。
お盆以降は土中の梅雨の水分貯金もなくなり、油断をするとあっという間に萎れる植物もあります。
猛暑の夏 早朝のお水やりは、汗もかくし、蚊も襲ってくるし、ホースは暴れるし、ちょっとつらいけれど頑張ります。
地面にたっぷりと水が染み込むように下ばかり向いていると、ふと何かの気配が、、、。
見上げるとジューンベリーの葉にビッシリとかえったばかり毛虫集団(写真はやめておきます)が、、、こんな時のためにウエストバックにはキンチョールが、シューッとひと吹きで毛虫集団を撃退します。
お水やりは時々上を向いてお庭の木々の様子をチェックしましょうね!
そんな夏の朝のお庭のお水やりですが、楽しいこともあります。
茂みの中から野鳥?の雛が突然現れ庭を駆け抜けて行ったり(なんだ?今のは?)、優雅なクロアゲハチョウがヒラヒラと舞っていたり、、、。
ウッ、これは熊谷守一の絵のようではないか!
8月の終わり、水やりをしていると何故か風が庭の中を流れてきます。
空気は子供の頃のラジオ体操からの帰り道の匂いがして、ほんの少しさびしい感じになります。
最後におまけ、我が家の庭の花が茶室の花入れに入ると、、、、、、ねっ、お家にお庭があるって、ちょっといいでしょう!
6月宗全籠
7月宗全籠
8月鮎籠