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2020年12月21日
今年も残りあと僅か、新型コロナの勢いは衰えませんが
地道に感染予防対策を心がけて行きましょう
今回はメールのお話でもしていきましょうか
メールというと電子メール(E-mail)や
SMS(ショートメッセージサービス)
MMS(マルチメディアメッセージングサービス)
などがありますがLINEなどでメッセージのやり取りを
する方も非常に多くなったのではないでしょうか
電子メール(以下メールと表記)を使用していると
全く知らない相手からのメールを受信することがあります
広告メールや詐欺メールといった俗に言うスパムメールです
詐欺メールはショッピングサイトや金融機関を装って
偽サイトへと誘導し、アカウントやパスワードを盗み取る
フィッシング詐欺といった内容が多いです
アンチウイルスソフトやセキュリティの高いメーラー(メール管理ソフト)を
使用していると、着たメールが悪意のあるものかどうかを判別してくれたりもしますが
100%ではありません
詐欺メールはどんどん巧妙化してきているので一見しただけではオフィシャルなものか
詐欺なのか見分けるのが難しいです
ではどうすれば詐欺を防げるのか
メールが届いた時に何を確認すればよいかを挙げてみたいと思います
1.誰から送られてきたメールなのか
まずは相手は誰なのかということですが
名前が表示されている場合は、ほぼ偽装されていますのでわかりにくいです
アマゾンや楽天などと企業名が表示されるのでこれだけ見てもわかりません
以下の画像でメール内容で確認していきましょう
まずは一番上の差出人と書かれているところが送ってきた相手の情報になります
ここでは RAKUTEN<amazon-rbaoh6hj@mreiler.com>
と書かれていますね
この「RAKUTEN」という文字が相手が付けた自分の名前で<>の中に表示されているのが
相手のメールアドレスということです
名前がRAKUTEN→楽天 なのにメールアドレスにamazonが入っているので明らかに怪しいです
差出人で注意してもらいたいポイントをまとめると
・メールアドレスがどう見ても企業のものではない
・ランダムな英数が混ざっている
・ドメイン(@の後ろ)がその企業と無関係である
・名前の部分にメールアドレスを書き<>内に違うメールアドレスが表示されている
・メールアドレスが自分のメールアドレスになっている
このようなメールは注意しましょう
2.本文に書かれている内容について
こちらも参考例を挙げて解説しましょう
このメールでは先程挙げた名前がメールアドレスになっていて<>内の本当のメールアドレスと違っています
本文での注意ポイント
・宛名が “メールアドレス 様” になっている → 本来お客様の名前を書くのが普通
・書かれているリンクのURLと実際に開くURLが違う場合
※下の画像で青い矢印の本文に書かれているリンクのURLにマウスカーソルを合わせた時に表示される
赤い矢印のURLが異なっていますので全く違うサイトを開いてしまいます
・リンク先のURLがhttpで始まる
※大手ショッピングサイトや金融機関などのサイトであればデータの暗号化がされている
httpsから始まるURLになっています
アマゾンであれば https://www.amazon.co.jp/
またこの様なランダム英数で長いURLは注意した方がよいかもしれません
3.添付ファイルは開かないこと
・知らない相手から送られてきたメールに添付されているファイルは安全の確証が持てるまでは絶対に開かない事
※メールを開いただけではウイルスに感染することはほとんどありませんので、メールごと削除するかアンチウイルスソフトで対応しましょう
いろいろと書きましたが一番は身に覚えのないメールは相手にしないことが大事です
詐欺というのは人の心理の弱いところを突いてきますので
おかしいなと思ったらまず疑ってみることから始めると良いでしょう
注. 今回例に上げた画像のメーラーソフトはThunderbirdを使用していますので表示される名称等は各ソフトによって異なる場合がございます。
コロナもメールもウイルスに負けず良いお年を迎えましょう
それでは今回はこの辺で
SEE YOU !(^_^)/~