- 外構工事とは
- 外構工事業者の種類と特長
- 外構工事費用(価格)・相場
- 外構工事業者の選び方
- 外構工事失敗しないポイント
- 外構工事デザイン
- 冬の外構工事 メリットと注意点
- 完成までにかかる期間
- フィーリングガーデンは…
外構工事業者の選び方
ハウスメーカー(住宅会社)と外構専門業者ではどちらがいいの?
家や店舗、ビルなどの新築の際、リフォームの際、外構工事をどこに依頼するかお悩みになると思います。
最初に建物を建ててもらった住宅会社(ハウスメーカー・工務店)に引き続きお願いする場合と、外構工事専門業者にお願いする場合では、どのように違うのでしょうか?
ハウスメーカー(住宅会社)・工務店に依頼する場合
家を建てたハウスメーカーは、建築前に敷地調査、地質調査などをきちんとしており、水道、電気、ガスなどの配管位置も理解しているので安心です。
また、建物に合わせた外構デザインにしてもらえるほか、保証も建物と合わせたものとなるので安心感があります。
ただし、ハウスメーカーの多くは外構工事を下請け業者に依頼し、そこに紹介料金を上乗せするため、一般的には10~30%ほど割高になります。
またハウスメーカーや工務店は、外構工事を下請けの外構工事業者に依頼し、その外構工事業者が不得意分野をさらに別の下請けに依頼(孫請け)します。こうして多くの会社を通すため、意思の疎通、確認、決定に時間がかかるほか、実際に工事を担当する業者にお客様(施主様)の想いがしっかりと伝わらないこともあります。
ハウスメーカーに外構工事までお願いする際には、細かい部分まで要望が伝わっているか、念入りに確認した方が良いでしょう。
外構工事専門業者に依頼する場合
外構工事専門業者は外構工事を専門にしているため、知識や経験も豊富で、施工事例も数多く持っています。このため、話し合いが短時間で大変スムーズに進みます。外構の専門家ならではのこだわりのデザインを提案してくれる業者や、保証のしっかりしている業者もあります。
しかし、外構工事専門業者ならどこでも良いというわけではありません。実は多くの外構工事専門業者は、大手ハウスメーカーと共同での外構工事作業の経験がありません。このため、建築図面、電気配線図、ガス・水道配管図などの確認なしで外構工事を行い、水道管を傷つけるなどのトラブルになる事例もあります。
外構工事専門業者に依頼する場合は、大手ハウスメーカーなどの外構工事の経験が豊富にあり、図面の読解知識や地質など現地調査の知識がしっかりしている業者を選ぶことが大切です。
結局、外構工事はどっちに頼めばいいの?
コストを気にせず、こだわりもあまりないのであれば、家を建てたハウスメーカーに頼むのが手っ取り早いでしょう。
一方、「ハウスメーカーの提案に納得できない」、「家を新築で建てたが庭は経験豊富な外構工事業者に頼みたい」、「家を建てた工務店が倒産した」、「家を中古で購入した」といった場合には、外構工事専門業者を探す必要があります。
外構工事専門業者は外構工事のプロですが、対応やデザインなどは業者によってまちまちです。外構工事専門業者を探すにあたっては上記の通り、大手ハウスメーカーの外構工事の経験が豊富にあること、図面の読解知識や地質など現地調査の知識がしっかりしていることなどを確認し、デザインや施工事例の多さなどもチェックしましょう。
お客様は、夢を持って家や店舗を建てられることでしょう。特にマイホームにおいては一生に一度という方も多くいらっしゃいます。
大切なのは、お客様の夢やイメージを自分のことのように思い、大切にしてくれる外構工事業者を選定することではないでしょうか。
建物がどんなに立派でも、外構のデザインが建物と合っていなかったり機能性や使い勝手が悪いと、残念ですよね。お客様ご自身のイメージや希望に寄り添ってひとつひとつ丁寧に説明し、同意を得ながら進めてくれる業者を探しましょう。
家も外構も、建ててからが本当のスタート。そこからメンテナンスなど長いおつきあいが始まるので、将来に渡って誠実な対応をしてくれる業者選びが大切です。次頁の『外構工事失敗しないポイント』もぜひご覧ください。