- 外構工事とは
- 外構工事業者の種類と特長
- 外構工事費用(価格)・相場
- 外構工事業者の選び方
- 外構工事失敗しないポイント
- 外構工事デザイン
- 冬の外構工事 メリットと注意点
- 完成までにかかる期間
- フィーリングガーデンは…
外構工事費用(価格)・相場

「新築時には予算の都合で家のまわりの工事まではできなかったが、やっぱり何とかしたい」というご相談をよくいただきます。いざ外構工事に手をつけようと思ったとき、気になるのはやはり、外構工事費用・価格の相場ですよね。
お庭・外構の工事にはいくらぐらい費用がかかるのか、外構工事の相場を工事の種類ごとご説明します。
ガーデニング・植栽の費用
樹木の高さや枝ぶり、花や下草の数、元々の土壌の状態などによって費用が大きく変わるため、植栽工事にかかる価格は様々です。弊社が請け負う施工例では、50万円~200万円の価格帯が多いです。
弊社の植栽工事は、土壌の調査から始まります。植物を植えるのに適していない場合は、ある程度土を掘り下げ、良質な真砂土を入れた上で5種類程度の土壌改良剤を加え、入念に土作りを行います。その上でシンボルツリーを効果的に配置し、外からの目隠しを兼ねて低木や下草類を植栽し、最後に表面をマルチングで仕上げます。こうしてしっかりと改良した土にバランス良く植栽を施すことで、時間とともに植物がすくすくと育ち、家全体の雰囲気が良くなっていきます。
カーポート・駐車場の費用
カーポート設置費用の相場は、1台用~2台用のカーポートで30万円~100万円程度です。車の駐車台数が3台以上の場合や、グレードの高い商品をご希望の場合は、さらに高額になることもあります。
カーポートは、大切な愛車を保管するだけでなく、子供の遊び場や、洗濯干し場等、屋外の様々な用途に使うことができるスペースです。駐車場土間をどんな素材にするか、カーポートを付けるか付けないか等によって価格は大きく変わります。またカーポートを付ける場合、組み立て費用や取り付け費用以外にも、オプション部材の追加や、工事の際に発生した廃材の処分費、コンクリート打設費用などは別途費用が必要です。
ビオトープ・ロックガーデンの費用
弊社施工例では100万円~200万円程度の受注が多いです。
ロックガーデンはそのデザイン性の良さから、最近人気が高まっています。法面に石と植物を配し、石の隙間に広がる植物の根によって土留めをします。
石の据え方は熟練の技術やセンスが問われる部分であり、職人の技量によって出来映えの差が大きく出ますので、経験豊富な業者に依頼することが大切です。ビオトープとはお庭の中に池や水の流れ等、多孔質な空間を作り、動植物に住みやすい環境を生み出す工事です。ビオトープがあることで水のせせらぎが聞こえたり、水場を求めて小鳥、蝶、トンボ等が来るなど、自宅に居ながら四季の移ろいを楽しむことが出来ます。
素材によっても費用は大きく変わる!
それぞれの工事で使う素材により、費用はかなり違ってきます。例えば、アプローチ部に敷く素材は天然石材を使うよりも土間コンクリート仕上げの方が安くなりますし、塀を建てるならレンガではなく化粧ブロックの方が安価です。例えば土間仕上げの場合、砂利→コンクリート→洗い出し→タイル→アンティークレンガ→石貼の順に施工単価が上がります。デザインにこだわりが無ければ、できるだけ安い素材を使った方が費用を抑えることが出来ます。
費用を抑える工夫
費用を抑える方法としてオープンスタイルの外構にする、素材をできるだけ安価なものにする、などが挙げられます。しかし他にも工夫によってさらに安くする事ができますので、その方法を以下にご紹介します。
既存の石等、使える素材を再利用する
石は新たに購入すると意外に高額です。現存の庭に転がっている石でもきれいに積み直せば立派な土留めとして再利用できる場合があります。
捨てれば必要となる残土処分費用も節約できて一石二鳥です。
直接外構工事専門業者に依頼する
少々コストが高くても良い、家と庭、それぞれの業者と打合せするのは大変だという方は、家を建てたハウスメーカーにお庭もまとめて依頼されるのも良いでしょう。しかしながら、一般的にハウスメーカーは外構工事を下請け業者に依頼しますので、経費が余分にかかります。外構工事価格に紹介料が上乗せされ、費用が10%~30%割高になってしまいます。場合によっては同じ広さの敷地でも工事費に100万円~200万円もの差が出てくることもありますので、是非ご自分で直接外構工事専門会社に依頼することを検討してみてください。