調和の庭・トータルデザイン研究所

四季の花々と暮らす、やわらかな曲線の庭【猪名川町 G022】

設計から一言

曲線がやさしく迎える、猪名川町の庭づくり

 

パース
施工後

猪名川町のお客様からご相談いただいた今回の外構工事。
今回、私たちが大切にしたのは「やわらかな曲線を活かした、可愛らしい世界観」を外構全体で表現することでした。

建物の雰囲気に合わせながら、直線をできるだけ減らし、アプローチや花壇、植栽スペースの輪郭まで、やさしく流れるようなラインで構成。CADでデザインを描き進める中でも、「見た瞬間に気持ちがやわらぐような空間になるか」を何度も考えながら形を整えていきました。

曲線を多く使うデザインは、実はとても繊細です。
少しバランスが崩れるだけで幼く見えてしまうこともあるため、可愛らしさの中に上質さを感じられるよう意識しています。

角をなくしたラインの重なり方。
歩いた時に自然と視線が流れるアプローチ。
植栽スペースへとやさしくつながる曲線。

それぞれが主張しすぎず、けれど空間全体にしっかり個性を与えてくれるデザインになりました。

図面の中で少しずつ完成していく景色を見ながら、私たち自身も「完成が楽しみになる庭だな」と感じる、そんなプランになっています。

 

パース
施工後

既存の植栽も活かしながら、緑が映える空間

 

今回のプランで、もうひとつ大切にしていたのが植栽スペースの見せ方でした。

新しくつくる部分だけを綺麗に整えるのではなく、既存の植栽スペースも含めて、庭全体の雰囲気が自然につながるようにデザインしています。
もともとある緑を活かしながら、新しい景色を重ねていくことで、完成した時にどこか落ち着きのある空間になっていきます。

植栽は、ただ木を植えるだけではありません。
葉の高さや広がり方、足元の見え方によって、空間の空気感は大きく変わります。

CADでのプランニングでも、
「ここに低木が入ると奥行きが出そう」
「この曲線の先に緑が見えると綺麗」
そんなことを考えながら、一つひとつ丁寧に組み立てていきました。

緑が加わることで、外構全体がやわらかくなり、建物の印象まで優しく見えてくる。
今回のデザインは、そんな植栽の力をしっかり感じられる空間になっています。

パース
施工後

 

“可愛い”の中に、心地よさを重ねた外構デザイン

 

外構は、ただ使いやすく整えるだけではなく、その家で過ごす時間を少し豊かにしてくれる存在だと思っています。

今回のプランは、華美に飾りすぎるのではなく、毎日の暮らしの中で自然と好きになっていくような、そんな空間を目指しました。

曲線がつくるやわらかな印象。
植栽がもたらす自然な彩り。
季節ごとに少しずつ変わっていく景色。

そのすべてが重なり合うことで、帰宅した時や窓から外を眺めた時に、少し気持ちがほどけるような庭になってくれたら嬉しいです。

CADの中で描いたイメージが、実際の空間として形になっていく。
外構づくりの面白さを、改めて感じさせていただいたプランでした。

パース
施工後