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仲良し兄弟猫

広報部  フィーリングガーデン   

朝晩、布団が恋しい季節になりましたね。

コロナ禍はまだまだ終息の気配を見せず、なんとなく心晴れ晴れとは行かない毎日ですが、そんな中、我が家では猫たちが布団の中に入ってきてくれるようになり、心がホクホクする季節の到来です。

今日はそんな我が家の猫達のお話を書かせていただきたいと思います。

 

我が家の先住猫、ハクは2年前の春に、あるおうちの洗濯機横のカゴの中で生まれました。

そのお家の方が、野良猫だったお母さん猫といっしょに子猫たちを保護された際に、その中の1匹の子猫を譲っていただきました。当時体重450gのキジトラの男の子です。

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ハクは普段は甘えん坊で可愛いのですが、夜の10時頃になるといきなりスイッチが入り、凶暴になります。

私の手と足にはハクに引っかかれた生傷が絶えず、痛いしカッコ悪いし…どうしたものかと困っておりましたが、ある時「遊び足りなくて欲求不満なのでは?」と言う結論に達した私達はハクの遊び相手として、新たに子猫を迎え入れることにしました。

早速保護猫の譲渡会に参加し、縁あって茶白の可愛い男の子猫ちゃんが(名前は「こむぎ」と命名)我が家にやって来ました。

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最初は見知らぬ新顔を受け入れず、「シャー!」と威嚇していたハクですが、どんなに怒られてもお構いなしに突進してくるこむぎを徐々に受け入れ、今では本当の兄弟のように仲良く暮らしています。

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聞くところによると本来猫のオス同士は相性が合わなければ大喧嘩が始まったりして、大変だとのこと。

獣医さんにも「オス同士は難しいのに仲良くなれてよかったねー」と感心されました。(良かったー!!)

 

子猫のこむぎはいつも先輩猫のハクの後ろをついて回り、時々ソファーやベッドに寝ころんでグルーミングタイム(毛づくろい)が始まります。

最初はハクが一方的になめてあげていましたが最近になってこむぎもハクの体をなめるようになってきました。

このように別の猫どうしがお互いの体を舐め合う状態を「アログルーミング」と言うそうです。アログルーミングは、親しい猫同士でしか行わないらしく、猫の親和行動のひとつと言われています。自分の体を他の猫に舐めさせる行為は、お互いに信頼と仲間意識がないとできないそうで、そういう意味でも二匹の仲が親密になってきたことがわかります。
自分ではなめられない頭の後ろや耳、背中をお互いなめあい、ちゃんと助け合っているのがすごいところ。

元々は見知らぬ同士の猫なのに、ちゃんとお互いを思いやってお世話をする。誰に教わったわけでもないのに、そんな他者を思いやる行動が自然に身についている猫ってすごいなーとしみじみ思います。

私達人間も見習わなければならない姿ですよね。

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2匹目の猫を迎えての感想は…1匹より2匹の方が断然楽しい!ということです。

二匹が追いかけっこしたり、仲良く寄り添ったりしている姿を見ては家の中に笑いが起こり、心が和みます。

 

ところでハクに引っかかれていた私の手足の生傷ですが、こむぎがやってきてからというもの、新しい傷は増えていません。思いっきり遊べる相手ができてハクのストレスも解消されたのかも…めでたし、めでたし。

 

そして今日も「猫たちが布団に入ってきてくれないかなー」と期待しながら、掛け布団にちょっと隙間を開けて眠りにつく飼い主なのであります。

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